成人して、父親と酒を飲み交わして語れるようになった。それでもまだ言えない「一言」
今週のお題「お父さん」
みなさんこんばんは、Sugar珈琲です。
今週のお題は「お父さん」でした。
私は今21歳。
小さい頃はお父さんは「怖い存在」だった。何度も怒られ、時には殴られたりもした。
色黒でパーマをかけた少しこわもての顔つき。よその小さい子は、怖がってあまり近づきたがらない、そんな父親。
それでも父は本当は、心優しく、実は子供好きな人。
成長して気づいたことは、父が怒る時本当はそこに愛情があるということ。父の言うこにとには大抵筋道が立っていて論理的なこと。
そして現在、成人してたまに実家に帰省した時は、一緒に酒を飲むようになった。
缶ビール500缶をお互い5,6本飲む。母曰く、父は私が帰ってくることを知ると、母にビールを切らさないように多めに買っておけというらしい。
20年経って初めて父と腹を割って話をする。今までのわだかまりが解けていくような不思議な感覚。
それでも未だに一つだけ、父に言えていない言葉がある。それは「ありがとう」の一言。
普段の会話だと男同士だからか、なかなか言えない。
まだ学生だけど、社会人になって、親孝行する時、いつか訪れる結婚式ではきちんと言葉で伝えたい。