決断する時は充分な選択肢を!「秘書問題」にみる
みなさんこんばんは、Sugar珈琲です。
伝説の投資家ウォーレン・バフェットは言いました「明らかなに間違うよりは、おおむね正しいほうがいい」と。
では、どうすれば【おおむね正しい選択】ができるのか
〈秘書問題〉
あなたは秘書を一人だけほしいと思い、求人を出した。すると100人の女性から応募があった。あなたは無造作に順番を決め、ひとりひとり面接をする。面接が終わることに、あなたはその応募者を採用するかを決めなくてはならない。(翌日まで考えたり、全員の面接が終わるまで決断を先延ばしにしてはならない。そして面接直後の決断を撤回することもできない)
あなたはどのように採用・不採用を決めるだろうか。
⇒驚くべきことにこの秘書問題の適切な解法は、たったひとつしかない。
まず「最初の37人」は面接しても全員不合格にして、ひとまずその37人のうち最も優秀な女性のレベルを把握する。そしてその後も面接を続けて、それまでの37人のうち最も優秀だった人のレベルを上回った最初の応募者採用するのだ。
この方法を採れば、優秀な秘書を採用できる確率は非常に高くなる。
ひょっとしたら採用を決めた女性は、100人の応募者の中で最高の秘書ではないかもしれない。しかしそれでも、あなたは確実に優秀な秘書を雇うことができる。ほかにどんな方法をとっても、統計的にこの方法を上回る結果は出ない。
秘書問題を私たちの人生に置き換えると何が見えるか。それは「目安」だ。重要なことを決めるときに、「どのくらいいろいろなことを試してみてから、最終決定を下すべきか」その指針を示す。
興味があるものだけに限らず、できるだけたくさんのものを試してから、最終的な判断を下すのだ。どんな選択肢があるか、全体像をつかむ前にひとつを選び取ってしまうのでは、早すぎる。
常にオープンな姿勢を崩さず、偶然が与えてくれたものはすべて試すようにすべきだ。本も多く読んだ方がよい、小説も人生の疑似体験になる。ものごととの向き合い方を変えるのは、年をとってからでいい。
大人になってからの最初の数年間で重要なのは、お金を稼ぐことでもキャリアを積むことでもない。「人生の全体図を把握する」することだ。若いうちは、できるだけたくさんのサンプルを試すようにしよう。