Sugar珈琲

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それは時間の短縮?浪費? モノの「反生産性」を見抜け!!

みなさんこんばんは、Sugar珈琲です。

 

あなたはモノを買う時、何に気をつけていますか?

あなたはモノの「反生産性」に気づいていますか?

 

・モノの「反生産性」とは

 「反生産性」とは、一見それによって時間とお金が節約できているように見えても、実際にかかったコストを計算してみると、その節約分が消えてしまうことをいいます。これは主にテクノロジーの製品によく見られます。

 

〈車の平均速度〉

 70年代アメリカ、社会評論家のイヴァン・イリイチは車の平均速度を計算した。その計算方法は「年間走行距離」を「年間に走行すると思われる時間」で割る。さらに正確にするため、車の購入費を稼ぐための労働時間や車の保険料・維持費、ガソリン代、交通違反の罰則金を支払うために必要な労働時間も考慮し、さらにこの労働時間に渋滞時間を足した合計を走行時間に加える。

 その結果、あるアメリカの車の平均速度は「たったの時速6キロ」程度であった。つまり、歩く速度と変わらなかったのである。確かにその年代の道路よりも現在の道路の方がかなり整備されている。しかし、当時は現在より人口が40%少ないし車の数も少ない。そのため現在では平均速度が時速6キロを下回るであろう。

 

〈パワーポイント〉

 上記の例にならって「パワーポイント」について考えてみる。

 以前経営陣や顧客の前で話をする場合:筋道を立てて論点を述べるだけ。手書きのメモを準備して、オーバーヘッドプロジェクター上でアンダーラインを引く程度。

 

 パワポ登場一回のプレゼンテーションに何十時間、何百時間つぎ込むようになり、アシスタントたちが派手な色や風変り字体でスライドを飾りたてたり、ページをめくるように見せたりと、余計な仕掛けが増えた。(その間に生み出される利益はゼロ)

 そのうえ、ソフトウェアの使い方を習得するための無駄な作業、アップグレードにかかる時間、ファイルの仕上げや改良。

 

 

「反生産性」の視点で、生活を見直してみる

 私たちは「反生産性」という視点で、生活を検討しなすべきである。「反生産性」はものごとを検討しなおしてこそ、見えてくる。

 

 

・本当に必要なもの以外は思い切って排除する

 デジカメが登場した時、人々はもう高いフィルムを買う必要もなければ、現像を待つ時間もない、何枚でも撮り直しができると、誰もが素晴らしいと思っていた。しかし、現在はどうだろうか、不要な写真やビデオをの山を抱え、それらを整理する時間もないままにローカルバックアップやクラウドに保存し、巨大なインターネット企業が悪用しやすいようにしているかのように、あちこちに持ち歩いている。

 

 テクノロジーというモノは大抵、登場した時はすばらしく、とても便利になったかのように見えるが、人生の質という観点からいえば「反生産性」に作用することが多い。

 モノを購入する前にこの「反生産性」の観点から、もう一度それが本当に今、自分に必要なものか考えてみてほしい。そうすれば、それが本当に時間の短縮なのか、はたまた浪費なのか見抜けるはずだ。

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