Sugar珈琲

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SNSには気を付けろ!「承認欲求の塊」になるな!!

みなさんこんばんは、Sugar珈琲です。

 

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ボブ・ディラン

 2016年ノーベル文学賞を受賞した歌手ボブ・ディランは、受賞が決まった後、何週間も沈黙したままだった。受賞コメントはもちろん、インタビューにも応じなかった。

 ディランはあらゆる方面から非難を浴びさせられた。そしてしばらくした後、イギリスの新聞のインタビューに応じたが「とても栄光なことだと思っているよ」とコメントしただけだった。

 授賞式にも出ず、彼が賞やメダルを受け取ったのは式の後約3ヶ月後たってからだ。

 

〈グリゴリ・ペレルマン

 グリゴリ・ペレルマンは「現在生きている最も偉大な数学者」と称される人物だ。数学の世界には未だに証明されていない未解決問題が多数ある。その中で「ミレニアム懸賞問題」として、2000年に懸賞金をかけられた難問がある。これは7問あり、6問は未だに解決されていないが、この中の一つをペレルマンが解決した。

 彼はその功績で、数学界のノーベル賞と言われる「フィールド賞」を授与されることになったのだが、彼はこれを辞退した。懸賞金の100万ドルですら受け取らなかった。小さな団地で母親と同居している無職のペレルマンにとってお金は必要なものであっただろうに。

 

 

 

・二人の共通点

 ボブ・ディランは、世界で最も名誉あるノーベル文学賞であっても興味がなかったようにしかみえない。いや、彼は本当に興味がなかったのだ。

 グリゴリ・ペレルマンにとっては、重要なものは「数学」だけなのだ。世の中が彼をどう思っていようが、彼の成果をどう評価しようが、本人にとってはまったくどうでもいいことなのだ。

 

 つまり、彼らは自分の中に重要なものを持っているのである。それは他人がどう思い評価しようが変わることのないもの。自分だけが影響を与えることができるものだ。

 

 

 

・他人の評価から自由になる

 他人からよく思われようとするのは、私たち人間の中に根ざした本能なのである。狩猟採集社会に生きていた私たち祖先は、周りからどう思われるかを自分の中の「大切なものの基準」よりも重要視した。好印象を持たれれば周りから助けてもらえるが、嫌われれば集団からつまはじきにされるからだ。他人からの評価に無関心だった祖先の遺伝子は絶えてしまった。

 

 

 私たちが「他人からどう思われているか」を気にするのは、人間の進化にその理由がある。だからといって、それが現代でもそれほど大事とは限らない。むしろその逆だ。

 

 「周りがあなたをどう思うか」は、あなたが思っていいるよりもずっと、どうでもいいことなのだ。周りがあなたを褒めようが、反対に中傷しようが、そのことがあなたの本当に人生に与える影響は、あなたが思うよりずっと小さい。あなたのプライドや羞恥心が大げさに反応しているだけなのだ。

 

 

 

 ・気をつけないと「承認欲求の塊」になってしまう

 現代においては時に、「自分の中の基準」をしっかり持っておいた方がいい。

 

 とあるジャーナリストは「SNSを使うと、みんな自分のイメージを演出するちょっとしたブランドマネージャーのようになってしまう。誰もがFacebookTwitterやショートメッセージサービスや、Instagramを使って、元気で楽しげな外向けの自分を作りあげている。」と述べた。

 彼は、気をつけないと私たちはいずれ「アプルーバル・シーキング・マシン(他者からの承認を求める機械)」になってしまうと警告を発している。

 

 「いいね」や★の数、フォロワーの数などSNSの世界には自分のランクを即座に数値化できるシステムが網の目のように張りめぐらせれている。

 (この網目に掛かっている人をよく見かける。わざわざDMでマウントを取ろうとしてくる人もいる。)

 

 

 

・結論

 世間の人々はあなたを好きに評価し好き勝手なことを書き、ツイートし投稿する。噂を広げたり陰口だって言う。

 しかし、それらはどれもあなたにはまったくコントロールできないことばかりだ。だが、幸いなことに、それらはコントロールする必要もない。

 あなたが芸能人など自分のイメージを使って仕事をする人でないのなら、自分の他人の評価なんてそれほど気にすることはない。

 

 「いいね」を押したり押されたり合戦はやめる。誰かの承認を求めたりするのもやめよう。そんなことよりも、自分で何かを成し遂げたり、胸を張れるような生き方をした方が有意義である。

 周りからの褒め言葉や非難は穏やかに受け流すようにしよう。一番大事なのは、あなた自身がどう判断するかなのだから。

 

ウォーレン・バフェット

「私のしたことが周りの人間にとて気に入らないものであっても、私自身がそれを気に入っていればそれで満足だ。だが、周りが褒めてくれたとしても、私自身が自分の仕事に納得できなければ、不満を感じる」

 

 

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