人生には柔軟性が必要だ
みなさんこんばんは、Sugar珈琲です。
車で一直線の高速道路を運転している時さえ、ハンドルから手を離せば車は車線を脱線し、事故を起こしかねない。
私たちの人生もそうだ。私たちの理想はもちろん、予測や計画通りに進むスムーズな人生である。そのために私たちがまずやることは、最適な前提条件をそろえる「最初の設定づくり」だ。
人はすべてにおいて最初に完璧な条件を整えたがる。
なんとかして計画通りに目的地にたどり着けるように。
だが、誰もが経験したことのある通り、物事がうまく運ぶことなどほとんどない。人生は常に乱気流の中にあって、私たちは予想外の天候変化と戦わなければならない。
それなのにも関わらず、私たちは最初の条件設定ばかり重視し、修正の意義を軽んじんじすぎている。
つまり、重要なのは「スタート」ではなく「修正技術」の方だ。
早いうちに軌道修正した人こそうまくいく。人格を形成するうえでも、「修正力」は欠かせない。
あなたが知っている成熟した賢明な人物は、どのようにして賢くなったのだろうか。生まれのよさや、模範的な家庭、一流の教育などの条件がそろっていたためだろうか。それとも自分の欠点を克服したり、自分に足りないところうを補ったりし続けた修正の努力の成果だろうか。
早いうちに軌道修正した人は、長い時間をかけて完璧な条件設定を作り上げ、計画かうまくいくのをいたずらに待ち続ける人より得るものが大きい。
理想的な職業教育など存在しない。人生の目的も一つとは限らない。完璧な企業戦術も、唯一無二の適職というのもありえない。すべて空想の産物だ。
何事もある条件のもとでスタートさせ、それが進んでいく過程で持続的に調整をほどこすのが、正しいやり方である。